複数の業者に見積りを依頼する

1社のみに見積りを依頼した場合、その金額が適正な価格かを判断できません。

費用の相場を知るためには、複数の業者から相見積りを取ることが重要です。相見積りを依頼する際のポイントを解説します。

相見積りを取っていることを知らせる

ライバルがいない塗装業者は、相場よりも高い見積りを提示することがあります。相見積りを依頼するときは、他の業者にも見積りを依頼していることを伝えておくことが大切です。他の業者から見積りを取得していることがわかると、過剰な金額を提示される可能性が少なくなります。

依頼する業者は3社程度に絞る

相見積りは、多くの業者に依頼すれば良いというものではありません。依頼する業者の数が多いと手間がかかるだけでなく、選択肢が多すぎて選びにくくなる可能性が高くなります。依頼する業者の数は、3社程度が適切です。

施工実績が豊富な業者を選ぶ

技術力が高い外壁塗装業者は、施工実績も多い傾向にあります。信頼できる塗装業者を選ぶためには、過去の施工実績を確認することも大切です。

施工事例は、各業者のホームページなどに掲載されています。確認する際は、過去に行った施工内容や費用などをチェックし、業者の信頼性を見極めましょう。詳しい施工実績を公開していない業者には、見積りを依頼しないほうが賢明です。

外壁塗装業者の特徴を把握する

外壁塗装を行う会社は大きく3つに分けられます。良い業者を見極めるためにも、それぞれの特徴や得意分野を把握しましょう。

ハウスメーカーなどの大手業者

ハウスメーカーなどの大手業者は知名度が高く、実績も豊富で質の高い作業が期待できます。保証やアフターサービスなどの対応も充実していることが多く、安心感があります。広告宣伝費や中間マージンがかかることから、費用は高めです。

リフォーム業者

リフォーム業者はリフォームに関する経験が豊富で、外壁塗装だけでなく他のリフォーム工事も同時に依頼することが可能です。ただし、業者によって得意分野が異なるため、費用や仕上がりには差があります。

地元の外壁塗装業者

地元の外壁塗装業者は自社施工を行う場合が多く、中間マージンが発生しないため費用が安い傾向があります。職人と直接コミュニケーションが取りやすく、融通が利きやすい点も大きなメリットです。

担当者の対応もチェックする

外壁塗装について相談する際の担当者の対応も、業者を評価する指標です。信頼できる担当者の特徴を解説します。

メリットだけでなくデメリットも説明してくれる

信頼できる業者は、外壁塗装のメリットだけでなく、デメリットについても正直に説明してくれます。悪徳業者の場合、良い点ばかりを挙げて、不都合な点を意図的に隠していることも少なくありません。

また、専門知識や技術が不足しているために、あいまいな回答しかできないケースも見られます。このような業者も選択肢から外しておいたほうが安心です。

専門用語を多用せず、わかりやすい言葉を使っている

専門用語をできるだけ使わず、わかりやすい言葉で説明してくれる担当者は信頼できます。難解な専門用語を使用する担当者は、不親切なだけでなく、業者に有利な契約へ誘導してくる場合もあるため注意が必要です。